結婚を前提とした出会いの場である、お見合い。
交際ひいては結婚につなげる重要な機会ですが、「何を話せばいいの?」と思う方も多いのでは。
そこで今回は、お見合いで話したい話題をピックアップしました。
NGな話題やお見合いを成功させるポイント、オンラインお見合いについてもまとめています。
目次
話題の前に!お見合いの目的は?
お見合いは、結婚を前提に設けられた異性との出会いの場。最終目的は結婚です。
プロフィールと顔写真をみて「いいな」と思った異性と交際へつなげるためのチャンス。
さらには、お互いに結婚相手にふさわしいかどうか相性をジャッジする場でもあります。
このことを踏まえて、お見合いで話したい話題を見ていきましょう。
お見合いで話したい話題は?
お見合いで話したい代表的な話題は次のとおりです。
- 仕事関連の話題
- 休日の過ごし方
- 趣味
- 食の好み
- 結婚観や将来の展望
- お互いの共通点
詳しくご紹介します。
仕事関連の話題
仕事の話題は、結婚後の生活も見据えて話しておいたほうがいいでしょう。
たとえば、次の内容は聞いておきたいところです。
- 休みの数
- 勤務時間帯
- 出張や転勤の有無や頻度
など
また、仕事の話題は質問に答えやすく、会話が盛り上がりやすいというメリットもあります。
話すときは専門用語を使わず相手がわかりやすいようにします。
男性は熱く語りすぎないよう注意してください。
趣味
趣味の話は盛り上がりやすい話題のひとつです。
自分の好きなことは話しやすく、興味を持ってもらえると嬉しいもの。
お相手の趣味に興味を持って質問していきましょう。
もしお互いの趣味が同じなら、あなたという人にも興味を持ってもらいやすく、距離も縮まりやすくなります。
自分の趣味を話すときは、語りすぎてしまわないよう注意しましょう。
休日の過ごし方
休日の過ごし方は、お見合いで話しておきたい話題のひとつ。
お相手のライフスタイルが垣間見えるからです。
お互いでライフスタイルの違いが大きいと、結婚後にすれ違いや喧嘩などの原因なるかもしれません。
交際につなげるか判断するためにも、話題に出すことをおすすめします。
仕事や趣味の話から広げやすく、盛り上がりやすいのもメリットです。
食の好み
食は万人の関心事であり、盛り上がりやすい話題です。
「おいしいお店を知ってるんです」などとデートに自然に誘うこともできます。
話の広がり方によっては、お相手が料理をするかどうかも知ることができます。
もしあなたが料理をする人であれば、良い印象を与えられるかもしれません。
将来の展望や結婚観
お見合いの最終目的は結婚です。
結婚観や将来の展望は話しておいたほうがいいでしょう。
お互いの価値観が近いかどうかを知りつつ、会話も自然に弾ませることができます。
- 共働きがいいのか
- マイホームを建てたいか
- 家事の分担は
など
お互いの共通点
会話のなかで共通点をみつけたら、自分もそうだとアピールしつつ、お相手の話を引き出してみてください。
話が盛り上がりやすく、親しみを感じてもらいやすくなります。
共通点は、ペットを飼っているどうかや出身地など、些細なもので構いません。
これはNG!お見合いでタブーな話題
お見合いには、避けたほうがいいタブーな話題もあります。
なかには、結婚前に聞いておきたい話題も。
知らず知らずのうちに悪印象を与えないよう、気を付けましょう。
婚活状況や過去の恋愛
お見合いをした人数や、どんな人とお見合いしたかなど、婚活の状況はお見合いで話題にすべきではありません。
過去の恋愛についての話題もNGです。
交際につながるかという不安や、お互いに婚活をしているという親近感からつい聞いてしまいがちな話題です。
しかし、あれこれと詮索されて気持ちのいい人はいません。
ましてや、結婚相手になるかもしれない人の前で他の異性について話させるなど、配慮に欠けています。
話題にしないようにしましょう。
年収
結婚のことを考えると、気になるのは具体的な年収などお金の話。
しかし、お見合いでは話題にすべきではありません。
「年収で結婚相手を選んでいる」という印象を与えることがあるためです。
結婚のために聞いた質問でマイナスな印象を与え、お見合いそのものが失敗したら、元も子もありません。
お相手の年収を聞くのは、お見合いが成功して交際がスタートし、関係が深まってからにしましょう。
結婚相談所などで紹介されたお相手なら、年収は事前に確認できます。
IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所であれば、男性の年収が必ず公開されています。
ご両親に関する話題
将来的に、ご両親との同居や介護が必要になるかどうかは、結婚する上で話し合いたいことのひとつ。
ご両親の職業や財産の有無も気になるところです。
しかし、これらはかなり踏み込んだ内容です。
お見合いの段階で話題にすると、お相手に悪い印象を与えることがあります。
ご両親に関する話題は、交際が始まってから話すようにしましょう。
容姿
お相手の容姿は褒めないようにしましょう。
あなたが素敵だと思う身体のパーツや見た目は、お相手にとってのコンプレックスである可能性があるためです。
また、「イケメン」「美人」と顔の良さを褒めると、外見で人を判断する人だと思われることも。
容姿を褒めるのは避けるのが無難です。
見た目を褒めるなら、ファッションや小物類、所作に触れましょう。
個人情報
初対面で個人情報を聞き出そうとすると、不信感や嫌悪感、恐怖心などを与えてしまいます。
特に、住所や最寄り駅、勤務先などは、セキュリティ上の観点から話したくないと感じる女性は少なくありません。
お見合いは、お互いの人となりを知る場です。
お相手のプライバシーには踏み込まないように気を付けましょう。
オンラインお見合いでの話題や話し方のコツ
新型コロナウイルスの流行に伴い増えた、オンラインお見合い。
ビデオ通話ならではの話題作りや話し方のコツがあります。
カメラに映る範囲に話題のタネを
オンラインお見合いで話したい話題も、実際に会うお見合いと同じです。
これに加えて、ビデオ通話の特徴を活かした話題作りができます。
たとえば、趣味に使うアイテムやペットを映像に映り込ませることができます。
それをお相手が見て質問してくれたら、そこから自然に会話が広がるでしょう。
自宅を映さないよう背景を設定しているのであれば、その背景を話題にすることもできます。
自宅を映す場合は、事前に部屋をキレイに片づけておきましょう。
部屋にあるアイテムについて話題にするときの注意
お相手の部屋や部屋にあるものについてばかり質問すると、覗かれているという印象を与えることがあります。
ほどほどにしておきましょう。
反対に、あなたの画面に映っているものについてお相手から質問があった場合は、明るく丁寧に答えるようにしましょう。
オンラインお見合いでの話し方のコツ
オンラインお見合いでは、実際に会うときよりも大げさにリアクションしたり、ハキハキと喋ったりするよう心がけます。
映像を通して会話する分、表情が伝わりにくかったり、声が聞こえにくかったりするためです。
事前にスマホのカメラで動画を自撮りして、自分がどんな表情や声で話しているか確認することをおすすめします。
女性の場合は、メイクの映え方も要チェックです。
オンラインお見合いをスムーズに始められるよう、カメラや音声、Wi-Fi環境に問題がないかも確認しておきましょう。
お見合いで話題に困らないコツは?
ここまでお見合いでの話題をご紹介してきましたが、話題に困らないためのコツもあります。
話題作りのために事前にできることや、話し始めのテクニックをご紹介します。
話題をお相手のプロフィールで事前調査する
結婚相談所などでセッティングされたお見合いであれば、事前にお相手のプロフィールを確認しましょう。
プロフィールには、趣味や特技、休日の過ごし方など、「お見合いで盛り上がりやすい話題」でも取り上げたような内容が書かれていることがあります。
あなたとの共通点も簡単にみつかるかもしれません。
初対面の人との会話は、緊張でうまくいかないもの。
プロフィールの内容を糸口に会話を広げれば、お見合いでの話題には困りにくいでしょう。
プロフィールに目を通していることが、お相手に良い印象も与えることもあります。
話し始めのテクニック!アイスブレイクって何?
アイスブレイクとは、初対面や会議などの場で緊張をほぐすためのコミュニケーション手法です。
営業マンが商談に使うテクニックとしても知られています。
アイスブレイクのテクニックのひとつが、本題に入る前に何気ない雑談をするというもの。
お相手と顔をあわせてから本題に入るまでは、その日の天気、お相手の服装、会場までの移動手段など、何気ない会話でお互いの緊張をほぐしていきましょう。
お見合いでの話し方
お見合いを盛り上げるためには、話し方も意識すると◎。
お相手に好印象を与えつつ、会話も盛り上がるコツをご紹介します。
笑顔で目を見る
お見合いでは、笑顔を心がけましょう。
笑顔は、お相手に好意を示せるほか、好感を抱かれやすい、話しやすい雰囲気を作れるといったメリットがあります。
目をあわせることも大切です。
目があわないと、警戒していると思われたり、楽しめていないのではと不安にさせたりしてしまうことがあります。
一方、ずっと目をあわせると、お相手にプレッシャーを与えてしまいます。
また、お相手は目を合わせるのが苦手な人かもしれません。
お相手とお話しをするときは意識的に、10秒以内に一度は視線をそらすようにしましょう。
目をあわせるのが苦手な人は、お相手の目を見るのではなく、鼻筋や眉間のあたりを見るようにします。
そうすると、実際に目を見ていなくても目が合っていると思ってもらえるうえ、与えるプレッシャーも小さいです。
お相手の話に共感して話を広げる
お見合いでは、沈黙に対する恐怖心や、会話を盛り上げたいという気持ち、自分を知ってほしいという気持ちから、自分だけが一方的に話してしまうことがあります。
一方的に話すと、お相手を疲れさせてしまうばかりか、興味を持たれていないと思われたり、「結婚後も一方的なのでは?」と不安に思われたりするので、注意が必要です。
お見合いでの会話で大切なことは、お相手の話を聞くことです。
興味を持ち、共感・同調しながら、話題を広げていきましょう。
共感は、心を開きやすくなる、心の距離を縮めやすくなるといった効果があります。
話を広げることは、話をしっかり聞いていることがお相手に伝わり、また話したいと思ってもらえることに繋がります。
自分の知らない分野の話題であれば、積極的に相づちやリアクションをとって、興味があることを示しましょう。
質問攻めにならないためには
お相手の話に興味を持ち、話題を広げていこうとすると、質問攻めになってしまうことがあります。
質問攻めは、一方的に質問を繰り返すこと。
自分のことはあまり話さず、お相手だけが話す状態です。
お相手ばかりに負担をかけてしまいます。
質問攻めにならないためには、お相手が話してくれたことに対して、感想や共感などあなたの話を手短に伝えることがポイントです。
たとえば「映画が好きなんですね。私も週末はたまに映画を観ます。どんな映画が好きなんですか?」といった具合です。
先にあなたが自分のことを話すと、お相手にも「話そう」という心理が働きます。
質問攻めをしなくても、自然と会話が広がっていくでしょう。
ポジティブな言葉を使う
ポジティブな言葉を使うようにすると、お見合いの場が明るくなり、会話が盛り上がりやすくなります。
反対に、ネガティブな言葉ばかりを使うと、場の雰囲気が悪くなります。
仕事の愚痴や自虐ネタなどの話題は出さないよう気を付けましょう。
会話が盛り上がらないばかりか、あなたという人の印象や結婚後の日常生活のイメージがネガティブなものになるかもしれません。
お見合いでは、ポジティブな言葉を使うようにしましょう。
無理をしない
お見合いでは、無理をしないことも大切です。
お相手との会話は、必ずしもあなたが盛り上げる必要はありません。
もちろん、会話をリードして盛り上げられることに越したことはありませんが、自分のことを話すのが苦手であれば、聞き役に徹してもいいのです。
また、「失敗したくない」「うまく話さないといけない」など自分自身にプレッシャーをかけるのもやめましょう。
余計に緊張し、上手くいくものも上手くいかなくなります。
なんとかなる、失敗しても次がある、という前向きな気持ちで臨み、自分にかけるプレッシャーを軽くしましょう。
もしお相手を目の前に緊張していたら、緊張していることを伝えてしまうのもひとつの手。
「私も緊張しています」とお相手が共感してくれて、緊張が和らぐこともあります。
まとめ
お見合いには、盛り上がりやすい話題とタブーな話題があります。
どちらも事前に頭に入れておくことが大切です。
会話を盛り上げるためには、話し方にも気を付けましょう。
結婚相談所に所属していれば、プロにアドバイスを仰ぐこともできます。
お見合いを成功させたい方は、ぜひ相談してみてください。