マッチングアプリの危険性は？怪しい人・要注意人物・詐欺の見分け方と対策を解説

マッチングアプリで異性と出会って付き合うのはあたり前の時代になってきています。

しかし、マッチングアプリや婚活アプリは怖い、危ないといった感情をもつ人もいるでしょう。

この記事では、

• マッチングアプリに危険性があると思われている理由
• 怪しい人や要注意人物の特徴と対策
• 安全性が高いマッチングアプリ

などを分かりやすく解説します。

マッチングアプリは危険性が高いと思われている理由

マッチングアプリが危険だと思われるのは、危険度の高い出会い系サイトと同じ印象を持たれやすいからです。

同じネット上の出会いツールであっても、出会い系サイトとマッチングアプリは別物です。

▼出会い系サイトとマッチングアプリの違い

大手の上場企業が運営しているものも多くセキュリティ面にも力をいれているのがほとんどです。

そのため、正しくアプリを選べば安全に利用できるのが特徴。

しかし、いくら対策しても100％リスクを排除できるわけではありません。

業者による勧誘や詐欺

マッチングアプリで1番注意しておきたい危険性は、業者による詐欺や勧誘系のトラブルです。

マッチングアプリ側が安全対策をおこなっていても、業者はその対策をすり抜けてどうしても紛れ込んでしまいます。

業者には複数の種類があり、マルチやネットワークビジネスをはじめ、投資関係、宗教関係、風俗業者などが潜んでいることがあります。

業者は勧誘や詐欺を目的に、ターゲットを物色しているので十分注意してください。

十分に信頼関係を築いてから、開業資金や投資、援助、婚姻費用などと偽って金銭を要求する手口もあります。

以下のような場合は、要注意人物の可能性があるので心得ておきましょう。

≫マッチングアプリのサクラや業者の見分け方をくわしく見る

体だけの関係を目的にしているヤリモク

マッチングアプリにはヤリモクと呼ばれる体や遊び目的の男性もいます。

遊び目的の相手に引っ掛かり、貴重な時間と労力を費やして嫌な思いをしないようにしましょう。

たとえ魅力的な相手であっても冷静に人柄を見極めることが大切です。

体目的の男性には下記のような特徴がみられます。

初デートは個室などの密室はさけ、人目が多いカフェでランチデートするのがおすすめ。

奢られ目的やタダ飯目的のメシモク

高額な食事（メシモク）や、高価なものを買ってもらうのを目的とした、“パパ活・ママ活目的”も要注意です。

女性よりも、男性が被害にあいやすい傾向があります。

高い金額を払わされたあげく逃げられたり、都合よく利用されたりしないようにすることが大切です。

関係の浅い相手の不本意な要求はきっぱりと断りましょう。

このタイプは要求が通らないと態度が変わるのが特徴です。

プロフィールのデートの項目で、費用は相手負担としている点も1つのヒントになります。

ぼったくりバーへの誘導

近年増えているのは、ぼったくりバーへの誘導です。

ぼったくりバーとグルになって、アプリで出会った男性を誘導するケースがほとんど。

しかし、ぼったくりバーに連れていく女性はすぐに見抜けます。

相手がお店を指定してくるパターンはほぼ確定といってもいいでしょう。

こちらが他店を提案しても絶対に譲らない場合は、会うのをやめてください。

危険性④：身バレや個人情報の流出

マッチングアプリでは、“身バレと個人情報の流出”のリスクに注意しておくことが大切です。

具体的には、

• LINEを交換した相手に本名がバレてしまう
• LINEのIDなどの個人情報の流出される
• 連絡先交換後に外部リンクへ誘導→リンク先で入力した情報の漏洩

などが挙げられます。

このケースでも、アプリの運営監視の目が届かないところに移動したがる傾向があります。

マッチングアプリ内でもメッセージのやり取りは十分にできます。

面識もなく信頼関係の薄い相手には、不用意に個人情報や連絡先を教えてはいけません。

『仲が深まってから』や『一度会ってから』連絡先を交換したいと伝えておくのがおすすめです。

マッチングアプリで実際にあった危険な体験談

ここでは、国民生活センターに相談があった実際の体験談を紹介します。

実際にどういったリスクがあるのか、トラブルを回避する方法も合わせて解説するので参考にしてください。

体験談①：暗号資産を送金して連絡が取れなくなった

マッチングアプリで日本在住のワイン輸入業者の役員というイギリス人男性と知り合い、無料メッセージアプリで連絡を取るようになった。やり取り開始時から男性は私のことを「妻」と呼び、「結婚後に悠々自適な生活を送るために二人で資金を出しあって投資をしよう」と言われた。暗号資産取引所に口座を持っていたので、その口座で暗号資産を購入し、男性が指定した口座に数日間にわたり合計130万円分の暗号資産を送った。数日後に男性と会う約束をしていたので、相手に会うためにも必要だと思い、さらに40万円分を送った。しかし相手から「新型コロナに感染したから会えない」と連絡があった。翌月に相手が50万円分を用意したので、私は40万円分を用意するように言われたが、20万円分しか用意できないと伝え、暗号資産で送ると、その日から相手と連絡が取れなくなった。どうしたらよいか。

出典：国民生活センター

暗号資産に限らず、送金したタイミングで連絡が取れなくなる相談は多い傾向です。

相手の素性が分からなかったり、実際に会ったことがない状態で「お金」を送金するのはNGです。

メッセージ上で「お金」の話がでたらやり取りをやめましょう。

体験談②：FXを勧められ210万投資し利益の出金を求めたが返信がない

マッチングアプリで中国人の女性と知り合った。アプリ内で会話をしていたが、仲良くなったので無料通話アプリを交換し頻繁にやり取りを始めた。彼女はFXの取引でもうかっており、「叔父がプロの投資家で教えてもらっているので、ほとんど負け知らずだ」という。投資経験は全くなかったが、彼女が言うのであれば本当だろうと思い、言われるままにスマホに外国のFX取引のアプリをインストールした。彼女からアドバイザーと呼ばれる人を紹介され、無料通話アプリでやり取りをした。FX口座を開設するために運転免許証の写真を送付し、投資金として、国内の銀行の外国人名義の口座に10万円を振り込んだ。毎晩女性と連絡を取り、女性から「ここを押して」等と指示を受け売買をしていた。アプリ内ではもうかったので、数日後さらに200万円を振り込んだ。しかし、さらに投資しようとすると振り込みできなかった。もうけ分の出金を依頼したが、既読になっているのに返信が来ない。どうしたらよいか。

出典：国民生活センター

マッチングアプリ上で「投資」の話がでたら詐欺をうたがいましょう。

相手が儲かっていたり、専門家だから必ず勝てるというのは常とう手段です。

そもそもマッチングアプリは出会いの場なので、投資の話が出た時点でフェードアウトするのが無難です。

マッチングアプリの要注意人物の特徴と対策方法

マッチングアプリにサクラは存在しませんが、危険な要注意人物が潜んでいる可能性があります。

ここでいう要注意人物とは「出会いや婚活以外でマッチングアプリを利用している人」です。

しかし、万が一のために見分け方や対処法を知っておくことで損はないので確認していきましょう。

要注意人物の見分け方

まずは要注意人物の見分け方を紹介します。

マッチングアプリにいる危険な人物は、自分の目的を早く達成したいため不審な部分が多いです。

以下にまとめたので確認しましょう。

写真	・芸能人やモデル級のイケメン、美人 ・短期間で何度も写真が変わる ・海外旅行やブランド品アピール ・写真にSNSアカウントがある
プロフィール	・自己紹介文が短文 ・プロフィール項目が全然埋まっていない ・広告収入や投資で生計を立てている
行動	・メッセージの会話がかみ合わない ・すぐに連絡先を交換したがる ・連絡先交換後にブロックされている ・会うときに日時や場所を指定してくる

要注意人物に遭遇したときの対処法

要注意人物の特徴を知っておけば出会う確率はかなり低いですが、万が一のため遭遇したときは「通報」しましょう。

マッチングアプリには、相手のマイページから通報できる機能があります。

しかし、アプリの通報機能で解決しない場合は最寄りの警察に通報しましょう。

なかには直接被害がなかったり、犯罪や事故にあたるかわからないストーカーや悪質商法の場合は相談できる窓口があります。

危険性がない安全なマッチングアプリの見分け方

マッチングアプリで危険な目にあわないためには、アプリの選び方も重要です。

ここでは、安全なマッチングアプリを選ぶポイントを紹介します。

以下の記事では、さらにくわしく解説しているので参考にしてください。

安全に利用できるマッチングアプリ5選

ここでは、安全なマッチングアプリの見分け方をクリアしているものを5つピックアップしました。

Omiai｜イエローカードで悪質ユーザーか一目でわかる

公式URL：https://fb.omiai-jp.com/

• イエローカードで悪質ユーザーが一目でわかる
• 24時間体制での巡回による監視体制
• メッセージのやり取りには本人確認が必須

目的	婚活
会員数	900万人
年齢層	20～30代
料金	男性：3,900円/月～ 女性：無料
安全対策	・イエローカードで要注意人物がひと目でわかる ・メッセージのやり取りは本人確認済みの会員だけ ・24時間365日の厳重な監視体制 ・不正ユーザーへの通報ブロック機能
運営会社	株式会社Omiai

Omiaiは婚活や結婚を見据えた恋活ができる20～30代向けのマッチングアプリです。

マッチングアプリのなかでも安全面に優れており、安全性を重視したい人におすすめ。

特に検索結果画面に表示されるイエローカード機能は悪質ユーザーが一目でわかります。

そのため、事前に悪質ユーザーがわかるので無駄なやり取りをせずに済みます。

カップリンク｜AIと人による2重の監視体制

公式URL：https://couplink.jp/

• AIによるなりすましや業者を排除
• 本人確認は公的な証明書が対象
• 確認後の書類は24時間以内に削除

目的	婚活
会員数	150万人
年齢層	20～30代
料金	男性：4,600円/月～ 女性：無料
安全対策	・実名非表示 ・公的身分証明書の確認 ・24時間365日体制の監視 ・AIによるサポートや目視による2重チェック機能
運営会社	株式会社リンクバル

カップリンクは、結婚を前提とした恋愛や婚活をしたい人に向いているマッチングアプリ。

街コンジャパンと提携しているアプリで、本人確認済みの身元が保証されている街コン参加者が利用しているので安全性も高め。

特にAIを活用した検知と人の目による2重チェックで悪質ユーザーを積極的に排除しています。

CoCome｜画像が7秒で自動消去されるからスクショしにくい

公式URL：https://www.cocome.app/

• バニッシュ機能でスクショが困難
• 本人確認は公的な証明書が対象
• 指定距離内のユーザーを非表示

目的	恋活
会員数	非公開
年齢層	20～30代
料金	男性：3,800円/月～ 女性：無料
安全対策	・実名非公開 ・24時間365日の監視体制 ・公的証明書による年齢確認 ・ブロック機能
運営会社	株式会社 Go Fresh

CoComeは、毎日自動的に紹介される24人のなかから「やり取りしてみたい」と思った相手とつながれるマッチングアプリです。

安全性に優れているアプリですが、特に身バレ防止の機能が豊富です。

• 相手に送った写真は7秒で自動削除
• マッチ度が高い相手と匿名で会話ができる機能
• 指定した範囲内のユーザーにはプロフ非表示

など、身バレしにくい環境が整っています。

バチェラーデート｜メッセージ不要で業者が使いづらい仕組み

公式URL：https://www.bachelorapp.net/

• 週1のデート保証
• メール不要で業者が潜り込めない仕組み
• 入会審査ありで事前に悪質ユーザーを排除

目的	恋活
会員数	20万人
年齢層	20～30代
料金	男性：9,800円/月～ 女性：無料
安全対策	・本人確認 ・年齢確認 ・24時間365日の監視体制 ・ユーザーによる通報機能
運営会社	株式会社バチェラーデート

バチェラーデートは、20～30代向けのハイスペック男女が多い恋活アプリです。

1番の特徴は「週1のデート保証」があるので、確実に異性と出会えることです。

バチェラーデートは、あなたの好みに合わせて自動マッチングして、デートの日程調整を週に1回行うだけ。

そのため、メッセージのやり取りが必要ないので業者が機能しない仕組みになっています。

また、入会には審査も必須なので入会前に悪質ユーザーは排除されているので安全に出会いが探せるアプリの1つです。

ペアーズ｜安全面も優れた王道マッチングアプリ

公式URL：https://www.pairs.lv/

• 24時間オペレーター常駐体制
• 金融機関でも利用されている本人認証
• 本人確認の顔写真は認証後に即削除

目的	恋活
会員数	2000万人
年齢層	20～40代
料金	男性：3,700円/月～ 女性：無料
安全対策	・本人確認 ・年齢確認 ・24時間365日の監視体制 ・ユーザーによる通報機能
運営会社	株式会社エウレカ

ペアーズは国内最大級の会員数2000万人を誇る王道マッチングアプリです。

会員数が多いだけでなく、安全面もかなり力をいれています。

銀行などの金融機関でも利用されている生体認証技術による本人確認があるので、本人以外の不正登録を事前に防いでいます。

また、不正な単語や表現が検知されたら送信が保留されるなど無駄なメッセージ受信を防げます。

マッチングアプリの危険性も対策すれば安全に出会えるツール

ここまで、マッチングアプリの危険性について解説してきました。

ネット上の出会いには特有の危険があります。

『自分だけは大丈夫！』と気を緩めず、常に自衛心を忘れずに安全に配慮しておきましょう。

最後に、重要なポイントをまとめておきます。

この記事が、安全で有益な出会い探しの一助になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます。