今回は、お仕事もプライベートも充実し、「結婚しない人生」を考えていたというMさんと、結婚歴があり、「1人でも不自由なく過ごしていた」というSさんお2人の、婚活をはじめたきっかけからご成婚までのさまざまなエピソードについてインタビューをさせていただきました。
Mさんは、次のお誕生日までと婚活の期間を決め、それまでに良い出会いがなければ退会をしようと考えていたそうです。その退会目前の、お誕生日の約1ヶ月前に出会ったのがSさんでした。出会ってからわずか1ヶ月でお2人の距離は縮まっていくのですが、そんなお2人がどのようにして短期間でご関係を築いていかれたのか、さっそくお話を伺っていきます。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
友人がスマリッジをすすめてくれた事がきっかけで登録をしました。登録したのは1年以上前ですが、コロナ禍になり少しの間、活動はしていませんでした。再開したのは去年の10月からで、3月の誕生日までの半年間活動をしてダメだったら、婚活は辞めるつもりでした。
僕は、病気をきっかけに1人で生活していく事への不安が大きくなり、この先ずっと一緒に過ごしていけるパートナーを探したいと思って婚活を始めました。
言い訳になってしまうかもしれませんが、長年女性の多い職場でしたので、そもそも出会いが少なかったと思います。友達には見る目がないと言われてました。
僕は離婚歴があるんですが、別れた後は特に1人で不自由なく生活をしていたので、もうこのまま1人でもいいかなと思っていました。
コンタクト成立後にドタキャンする方がいらっしゃって失礼な方だなぁと思ったり…。私は日曜日しかコンタクトを調整できる日がなかったので、毎週3人くらいにお会いしていて少々疲れてしまっていました。
ここまで、と期間を決めていたので大丈夫でしたね!相談できる友人に恵まれていたので、辛い時も話を聞いてもらいながら上手く気分転換できていたと思います。また、交際していた方が煮え切らない態度の時に、担当のアドバイザーさんに相談したところ、「私に相応しい相手と思えない」と言っていただいた時は目が覚めました。相談できる人がいるというのは本当に心強いですね。
僕は、コンタクトを申し込んでもなかなか成立しなかったり、交際が成立してもその後のデートで、「ちょっと違うかな?」という事もあったり…。そういうことが続いて婚活がうまく進まない時が辛かったですね。
僕からコンタクトの申込みをしたんですが、考え方や趣味が同じ感じで、年齢も近いので話しも合いそうですし、一緒に過ごして行けそうな方かなと思ってコンタクトの申し込みをしました。
私は、年収や居住地などの条件だけをみると少し難しいかな…と思ったのですが、写真の笑顔が素敵だったので、コンタクトをお受けしました。
居住地が私の職場と遠かったので悩みましたね。でも婚活を辞めようと思っていた時期の1ヶ月くらい前だったので、思い切ってお会いしてみよう!と思いました。
そうですね。本当に丁度良いタイミングだったんだと思います。
プロフィールで見た時よりも優しそうだなと思いました。実際にお話してみると反応がとても素直で、裏表がなさそうな方だなと好印象でした。
プロフィール写真よりも髪の長さが短くなっていたので、外見が変わっていた程度で特に印象の違いは無かったです。
かなり長時間過だったと思います。美味しいケーキ屋さんで一緒にケーキを食べました。私がおすすめしたミルクレープをそのまま注文していて、本当に素直な方だなと思いました。
お互いケーキを頼んだ事もあり、気付いたら2時間以上経っていました。お互いの休日の過ごし方や、僕が過去の病気で休職して復職するまでの長話しも、しっかり聞いてくれました。
過去の病気の事を長々と聞いた後に「でも、今は治ったんでしょう?」って言ってしまって。先の事を言われてもイメージが出来なかったので、今は治ったんだしいいんじゃない?と思って。
そうですね。手術をしているので、後遺症などが出てくる可能性も今後はあるかもしれないと思い「今は元気だけど、この先どうなるか分からない」という話しをしました。
お付き合いした後、最後の最後に伝えて「えっ!」となるよりは、一番最初に伝えて「それでも…!」と受け入れてくれる方と進めて行った方が、お互いの時間を無駄にすることなく、次に進めるのかなと思い話すことにしました。
そうですね。私の方が何も考えていないかもしれないですね。
僕の方が、先の事を考えがちで慎重派かも。でも、彼女が「大丈夫!」と背中を押してくれるので、とても気が楽になりますね。
頻度は週に1回くらいで、交際中は3回です。
そうですね、3回デートして、4回目のデートで真剣交際の申し込みをしました。
自宅の水道管が水漏れして工事が入ることになり、仕方なく職場近くのビジネスホテルに一泊する事になったんです。その頃はもうお店が20時までの営業になっていたので、仕事終わりに夕飯が食べられないなぁ…と言っていたら、わざわざ1時間以上かけて、デパ地下のお弁当を届けに来てくれたんです。さすがに申し訳ないなと思ったのですが、この人に頼ってもいいのかな…と思いました。
普段、都心のビジネスホテルに宿泊する事はなかなか無い経験ですし、いつもと違う雰囲気を味わっているのに、コンビニのお弁当で夕飯を済ませるのも味気ないなと思って、デパ地下で夕飯を買って行ってあげようと思ったんです。
実は、優しすぎてこわい…と思ってしまって友人に相談したら、やっぱり「優しすぎて逆に怪しい!」となって(笑)
危ない人かも!と思われていた事は、後日LINEで聞かされました(笑)
特別な事をしているとか、意識して優しくするとかそういうことではなく、相手がどう受け取るかだけで、僕自身は純粋に「相手が喜ぶ姿を見れることが嬉しい」ただそれだけの事だったんですけどね。
僕は、山梨へのドライブデートが一番印象に残っています。彼女の誕生日の前日のデートだったので、サプライズでプレゼントを用意して、帰り際に1日早い誕生日プレゼントとして渡すつもりでしたが、山梨を一日中満喫した帰り道、休憩を兼ねてサービスエリアに立ち寄った時にちょうど日付が変わったんです。誕生日当日に誰よりも先に「誕生日おめでとう!」と言いながらプレゼントを渡した時に、彼女がすごく喜んでくれたことが嬉しかったです。
誕生日の事、いつ話したのかな...?
ドライブデートの2週間位前に「誕生日いつ?」という話になって、「ちょうどデートの翌日じゃん!」と思って、当日用意していきました。
ドライブデートをした時に、車内の匂いが気にならなかった事と(笑)、長時間一緒にいても全く気を遣わずに過ごせて、帰りに私が寝てしまって死体化したとしても、運ぶから平気!と言ってくれた時かもしれません。
僕もドライブデートですね。朝から夜遅くまで長時間、自然体で一緒に過ごせたことがきっかけでした。
そうですね、自分で決めていた3月の退会まで、もう1ヶ月も無いくらいのタイミングでした。交際の初デートは、スイーツが好きだと聞いていたので、「パンケーキを食べに行きませんか?」と私からお誘いしました。
その初デートの時に彼女が、山梨には行ったことがないし、ほうとうが食べたいと言っていたので、じゃぁ次はほうとうを食べに山梨に行こう!となりました。その前に、水道管事件があって…(笑)
そうですね(笑)2週間先の山梨デートの前に、会うきっかけが出来たので良かったです。
交際から真剣交際の申し込みまでは、約1ヶ月です。月日にすると早く感じますが、実際はもっと一緒に過ごして来た印象ですね。真剣交際は、丸ビル高層階の夜景が綺麗に見えるレストランで申し込みをしました。
素敵なレストランを予約していただいて、真剣交際を申し込んでいただきました。
待ち合わせの時からいつもと様子が違いました。きっと緊張してたんでしょうね。前菜が来る前に真剣交際の話しが始まって「このタイミング?!」と思いました。
食事の途中か食事が終わってからと考えていたのですが、その場での緊張感に耐えられず、食事が始まる前に真剣交際の申し込みをしてしまいました…。緊張と不安でいっぱいになり、平常心でいられなかったです。
この日は、あのような素敵なレストランに行くとは聞かされていなかったので、普段のデートのイメージで比較的カジュアルな格好で行ってしまったことが、今でも悔やまれます(笑)
とにかく気を遣わないで、自然体で楽に過ごせるところです。最初からドキドキはしなかったです。
はい、そう言われました。ドキドキしないって(笑)僕も変な気を遣わずに、自然体で一緒に過ごせることが1番の決め手です。
あと、彼はお酒が全く飲めないのですが、私には飲んでいいよと言ってくれて。初めて彼のお家に行った時にも、冷えたグラスとビールを用意してくれていました。
僕が飲めないことで彼女に我慢させてしまうのが嫌ですし、気にせず好きに飲んでもらった方がいいですからね。
僕は気分の抑揚があまりないので、昔から嬉しいんだか怒ってるんだか、何考えてるんだか分からないって言われる事が多かったんです。感情があまり出ないので…。
私はいい意味で、彼は特に何も考えていないだろうなと思えるので、そこはあまり気にならないですね。私をお世話してくれる執事みたいな存在で、色々と気を遣ってくれるのでありがたいです(笑)
以前は、自分を幸せにしてもらいたいと言うのがあったのですが、最近は「誰かと一緒にいることの意味」というのが変わってきました。昔は、付き合ったらこうしてほしいと思う事も多かった気がしますが、考え方が変わったんですよね。私と一緒に居る時に幸せそうな彼の姿を見ると、それだけで私も幸せな気持ちになります。
お互いを尊重して、頼ったり頼られたりしながら生活していきたいです。
些細な事でも話し合って問題を解決して、いつまでもお互いに感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいです。
婚活を始めるにはやや高齢でのスタートでしたので、この半年間は集中して活動すると決めてから、沢山の方にお会いしました。もう辞めようかなと思うこともありましたが、期間を決めることで頑張れた気がします。周りの人たちに相談しながら、自分自身が満足するまで頑張ってみてください。
婚活をしていれば浮き沈みはありますし、くじけそうな時もあると思います。また、相性もあるので、合わないと感じる人がいるのは当然ですし、それによって傷つくこともありますが、ありのままの自分を受け入れてくれる人がきっといるはずです!
悪い時でもいずれ良いご縁があると思って、諦めない事が大事だと感じました。
素敵なエピソードをお聞かせくださいましてありがとうございました。
終始笑いの絶えないインタビューでしたが、「結婚しない人生」を考えていたというお2人が、出会いからご成婚までのたった1ヶ月で、アクシデントも笑い話に出来るほどのご関係を築かれていらっしゃいました。
Mさんの「誰かと一緒にいる事の意味」について、以前は「自分を幸せにしてもらう」という考えだったのが、「相手が幸せそうにしている姿を見たい」という気持ちへ変わったという言葉も強く印象に残りました。
お2人の末永いお幸せを心より願っております。