
「婚活=結婚相談所」のイメージがある人は多いのではないでしょうか。
結婚相談所は日本全国無数にあり、大手から小さな結婚相談所までさまざまです。
そんな結婚相談所がアピールポイントとして挙げているのが「成婚率」です。
では一体、「成婚率」とは何を表しているのでしょうか。
今回は、
- 結婚相談所の成婚率の実態について
- 結婚相談所の成婚率が低い理由
- 結婚相談所の成婚率を年齢別で比較
についてご紹介していきます。
結婚相談所の成婚率とは?

結婚相談所でよく用いられる「成婚」ですが、婚活に詳しくない人からすると「結婚が決まったこと」と思うでしょう。
しかし、結婚したという意味で用いられていることはほとんどありません。
結婚相談所の成婚とは、「結婚を前提にお付き合いする相手が決まった方が、結婚相談所から退会する」ことを指しています。
中には、
- 一緒に旅行に行ったら成婚
- 真剣交際に至って数か月経ったら成婚
とみなす結婚相談所もあります。
結婚相談所の成婚率の実態と算出方法について

では、成婚率がどんな計算式で算出されているのでしょうか。
結婚相談所が公表している成婚率の多くは、その結婚相談所において成婚された方の割合を示しています。
ですが、その成婚率について明確な算出方法は定義されていない場合が多いです。
結婚相談所における成婚率の代表的な計算方法は下記となります。
1.「その年の成婚による退会者数」÷「その年の成婚以外を含む全退会者数」=成婚率
2.「その年の成婚による退会者数」÷「その年の総会員数」=成婚率
結婚相談所によって計算方法が違うことや、成婚の定義も曖昧のため、結婚相談所に記載されている成婚率だけを頼りにすることはできません。
とはいえ、経済産業省の調査によると、結婚相談所を通じて結婚に至る割合は男女ともに約10%といわれています。
経済産業省の算出方法は「成婚に至った退会者数」÷「会員数」で計算されており、用いられた数値は各結婚相談所の平均値で計算されています。

経済産業省の提示する数値は、結婚相談所業界における平均値と考えて良いでしょう。
結婚相談所の成婚率が高いのはからくり?


成婚率が高い結婚相談所は、からくりなのでしょうか?
従来からある結婚相談所の成婚率は平均10%程度です。
しかし、中には「成婚率90%」と記載している結婚相談所もあります。
成婚率が異様に高い結婚相談所は、成婚率に「結婚相談所以外で結婚が決まった方まで含めている」ことが多いです。
さらに、結婚が決まったという理由でやめる退会者以外も成婚者の数に含まれている場合もあります。
成婚率が高い結婚相談所すべてがそうではありませんが、成婚率が高いだけの理由で決めるのはおすすめしません。



結婚相談所で結婚できる確率は10~20%程であるということを頭に入れておきましょう。
- 従来からある結婚相談所の成婚率は平均10%程度
- 成婚率が異様に高い結婚相談所は成婚率に「結婚相談所以外で結婚が決まった方まで含めている」ことが多い
- 成婚率が高いだけの理由で決めるのはおすすめしない
結婚相談所の成婚率が低い理由について


結婚相談所の成婚率が平均10%というのは、決して高い数字ではありません。
しかし、結婚相談所を利用せずに1年以内に結婚できる確率は、5%未満と言われています。
成婚率が低いと言われている結婚相談所でも、結婚相手を見つける可能性は、利用しない場合よりも倍以上高くなります。
とはいえ、結婚相談所の成婚率が平均10%という数字が低いことには変わりありません。
ここでは、結婚相談所の成婚率が低い理由について紹介します。
結婚相談所の男女の会員バランスが悪い
結婚相談所の成婚率が低い理由として、「男女比のバランスが悪い」ということです。
婚活は女性の方が積極的に行う傾向があるため、結婚相談所の会員は自然と女性の方が多くなります。
男女比のバランスが取れないと、成婚率をあげることができない原因になってしまいます。



どの結婚相談所も男女比のバランスが悪いわけではなく、地域によってばらつきがあります。
結婚相談所を利用する男女の年齢需要にギャップがある
結婚相談所に登録する男女の需要にはギャップがあると言われています。
その理由は、男女それぞれ下記のような傾向があるからです。
- 女性:同年代の男性から少し年上の男性を好む
- 男性:20代の若い女性から希望する人が多い
実際の結婚相談所は、20代女性よりも30代女性の方が多いため、男性が20代女性を希望しても競争率が高くなります。
また、30代女性が同年代の男性を希望しても、20代の女性を希望している男性が多いため、お互いの希望が合わないことが多いです。
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結婚相談所の成婚率を年齢別で比較


結婚相談所の成婚率が低い理由はおわかりいただけたと思います。
しかし、結婚相談所における成婚率は、年齢によってばらつきがあります。
ここでは、
- 20代
- 30代
- 40代
にわけて、結婚相談所の成婚率を比較してご紹介します。
結婚相談所20代の成婚率
結婚適齢期になってきた20代半ばくらいから、焦りを感じ始めて結婚相談所に入会する人は多いです。
男女ともに若さは大きな魅力の一つであることから、20代のうちに結婚相手を見つける必要があると考えている人もいます。
若ければ若いほど気持ちに余裕を持って婚活ができるので、20代で結婚相談所を使うということは賢い選択でしょう。
また、結婚相談所での20代男女の成婚率は、実際に30%程度あると言われています。



つまり、3人に1人が成婚するという計算です。
平均の成婚率が約10%であることからも、20代は成婚率が他の年齢に比べると高いことがわかります。
結婚相談所30代の成婚率
では、30代女性の成婚率はどうなっているのでしょうか。
30代女性は婚活市場では最も人数が多くなってくる年代であり、結婚相談所においても女性会員の約6割が30代の女性だといわれています。
年齢的にも焦りを感じ始めるため、30代の成婚率は非常に気になるところでしょう。
そんな30代女性の成婚率は、成婚率が高い結婚相談所でも25%程度となっております。



20代女性に比べると成婚率は下がりますが、30代女性でも十分に成婚できる可能性はあります。
30代後半からは成婚率が低下するため、婚活市場では30代前半~半ばの需要が高いです。
また、30代男性の成婚率が低い理由は、
- 年齢が上がるにつれて理想が高まる
- 若い女性を求めてしまう
という傾向があるためと言われています。
結婚相談所40代の成婚率
40代になると、既婚者ばかりで出会いがないと感じている方もいると思います。
では、40代の結婚相談所での成婚率はどのようになっているのでしょうか。
実は、40代の成婚率は男女ともに10%以下となっています。
それほど婚活市場では、40代の男女は成婚するのが難しい状況であることがわかります。



40代の結婚相談所での成婚率は低いですが、結婚相談所なら既婚者や結婚詐欺といった相手がいないため、安心して婚活できるのでおすすめです。
結婚相談所の成婚率についてさまざまな説明をしました。
結婚相談所が公表している成婚率は、正確な値とは言えない点が多いです。
しかし何もしないで過ごすより、結婚相談所を利用して効率的に婚活した方が、結婚の時期が早くなるくなります。
ただし、成婚率だけで結婚相談所を選んでしまうのはやめましょう。
結婚相談所選びで大切なことは、
- サポート内容が充実しているか
- 自分に合った費用か
- 担当アドバイザーとの相性
といった点です。



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