バツイチだと再婚に不利になるのでは? そう思う人も多いと思います。
しかし、近年は離婚する方も多く、それに伴い再婚率も上昇傾向にあります。
この記事では、バツイチでも再婚できること、再婚の注意点のほか、出会う方法も解説します。
目次
バツイチでも再婚できる?不利?再婚率は?
もちろん、バツイチでもバツ2でも再婚はできます。
「離婚歴があるから結婚できない」というのは、かなり時代遅れの発想です。
後ろ向きにならずに、「結婚したい」という気持ちがあれば、再婚できる可能性が高まります。

今の時代、離婚は珍しくはありません。
離婚経験があっても、幸せになっている人は多くいますよ。
3組に1組が離婚する時代
令和4年8月24日厚生労働省発表の『令和4年度「離婚に関する統計」の概況』によると、令和2年の婚姻件数は52万5490組で、前年の59万9007組より7万3517組減少していました。
年度 | 婚姻件数 |
---|---|
令和元年(2019年) | 59万9,007組 |
令和2年(2020年) | 52万5,490組 |
一方、離婚件数は19万3251組で、前年の20万8496組より1万5245組減少しており、離婚件数が婚姻件数の3分の1となっていることがわかります。
年度 | 婚姻件数 |
---|---|
令和元年(2019年) | 20万8,496組 |
令和2年(2020年) | 19万3,251組 |
もちろん、令和2年に結婚した夫婦がその年中に離婚しているわけではありません。
たとえば、結婚何十年もの夫婦も含まれていますし、中には令和2年に結婚した夫婦もいることでしょう。
ただ、令和2年の婚姻件数と離婚件数を比較すると、「3組に1組が離婚する時代」になったことがわかります。

離婚は珍しくないことがわかるデータですね。
離婚数の増加と比例するように、再婚者数も増加
近年では結婚は必ずしも、初婚同士の結婚ばかりとは限りません。
結婚には初婚と再婚があり、再婚は「再婚同士」「再婚夫・初婚妻」「再婚妻・初婚夫」の3パターンに分けられます。
内閣府男女共同参画局による令和3年5月18日発表の「結婚と家族をめぐる基礎データ」によると、1965年は11.2%でしたが年々増加し、2009年頃から25%を超えています。
このことから、4組に1組以上はどちらかが再婚である結婚ということになります。

4組に1組以上と聞くと、多く感じてしまいますね。
次は、男女別の離婚理由を調査しました。
バツイチより離婚した理由が重要
離婚してバツイチになったのはいいのですが、離婚でもめた人ほど立ち直るまでに時間がかかります。
結婚は周囲が祝福してくれるので、スムーズにものごとが運ぶものです。
たとえ、周囲の反対があったとしても愛する者同士の強い気持ちがあれば、乗り越えられてしまうものです。
しかし、離婚は周囲を巻き込むため、莫大なエネルギーが必要です。
本人とパートナーがいがみ合うほどより大変になります。怒りはさらなる怒りを呼びます。そして、怒りは心身共に疲れさせてくれます。
離婚理由が、その後の人生に大きな影を落とすのは間違いありません。

離婚は、仲がこじれるから、精神的にも疲れます。
離婚の原因は?あなた?元配偶者?
では、あなたの離婚の原因は何だったでしょうか。
最高裁判所「令和2年度の司法統計 婚姻関係事件数-申立ての動機別申立人別」によると離婚調停理由のランキングは以下となります。
妻側の離婚理由ランキング
順位 | 妻側の理由 |
---|---|
1位 | 性格が合わない |
2位 | 生活費を渡さない |
3位 | 精神的に虐待する |
4位 | 暴力を振るう |
5位 | 異性関係 |
6位 | その他 |
7位 | 浪費する |
8位 | 家族を捨てて省みない |
9位 | 性の不一致 |
10位 | 家族親族と折り合いが悪い |
夫側の離婚理由ランキング
順位 | 夫側の理由 |
---|---|
1位 | 性格が合わない |
2位 | その他 |
3位 | 精神的に虐待する |
4位 | 異性関係 |
5位 | 家族親族と折り合いが悪い |
6位 | 浪費する |
7位 | 性の不一致 |
8位 | 暴力を振るう |
9位 | 同居に応じない |
10位 | 家庭を捨てて省みない |
男女ともに、最も多かったのは「性格が合わない」でした。
妻側の理由では、暴力や金銭関係の理由が目立ちました。

交際時に、上記のような行動が垣間見えた場合は、別れたほうがいいかもしれませんね。
バツイチ再婚の注意点!浮気、DVが理由なら再婚は要検討!
「ダメ」と「メンズ」を掛け合わせた「ダメンズ」に惹かれてしまうという女性もいますし、その反対に「ダメ女」に心を奪われてしまう男性もいます。
その人がもともとダメという場合もありますが、なぜか結婚したり、付き合うと相手を甘やかしてダメにしてしまう人もいます。
不思議なものですが、人には好みというものがあるので、浮気やDVが離婚理由だった人は要注意です。
ずばり、浮気やDVをする相手に引かれてしまう恐れがあるからです。
ですから、残念ですが、浮気、DVが離婚理由の方との再婚はオススメできません。

浮気、DVは簡単に治ることではないので、要注意です!
バツイチ男性が再婚を考えるきっかけ
離婚した直後は、「結婚なんてこりごり。二度とするものか」と誰もが思うはずです。
しかし、生活が落ち着いてくると、ひとり寂しく感じることがあります。
では、ふと再婚を考えるきっかけになるのはどんな時でしょうか。
代表的なきっかけを調べたところ、次の3点でした。
- 一人暮らしの寂しさ
- 老後が心配
- 子育て
一人暮らしの寂しさ
熱が出て寝込んだ時は、一人暮らしの寂しさが身に染みるものです。
ひとりは気楽と思っていたものの、高熱が出ても、他の病気にかかっても全てひとりでやらなければなりません。
どんなに高熱が出てフラフラでも食事を作らなければなりませんし、洗濯、買い物だってやらなければ生活ができません。
そんな時、ふと、誰かがいれば…と考えてしまうのです。
老後が心配
体力がある若いうちは、何とかなります。
しかし、ある程度年を取ってくると老眼になって目は見えにくくなりますし、階段だって上がるのも大変になってきます。
そんな時、どんな時でも寄り添ってくれる相手がいれば、年を取っても心の励みになります。
子育て
離婚して独り身で仕事を持っている人なら、何とかやっていけるでしょう。
しかし、中には子供がいるひともいるでしょうし、仕事をしたことがない、または結婚を機に休職していたという人もいると思います。
子育てはお金がかかるものです。
しかし、パートナーがいれば子供に負担をかけないで済むようになりますし、朝から晩まで仕事と家事に振り回されることもありません。

一人だと、考える時間も増えるので、不安になることが多いのかもしれません。
どこで出会う?バツイチ再婚におすすめの出会い方
再婚したい理由は人それぞれですが、ただ待っているだけでは相手は現れません。
再婚したい! そう思ったら、勇気を出して行動に移すべきです。
パートナーとの出会い方は、主に以下の3つが考えられます。
- 結婚相談所
- 婚活アプリ
- 婚活パーティ
結婚相談所
結婚相談所は、年齢や仕事、性格、趣味などから、理想の相手を探すことができます。
さまざまな条件に合致した人としか合わないので、出会いのミスマッチを減らし、理想の相手と出会える可能性があります。
ただ、会員費、月額費など、一定の活動費が発生します。
オンライン婚活ならスマリッジ
スマリッジは、完全オンラインで異性探しからマッチングまで完結する婚活サービスです。
店舗も持たない結婚相談所なので、店舗維持費が掛からない分、大手相談所の料金半分以下で利用できます。
お子さんがいる方にはシングル親割引、入会から3ヶ月間お見合いが成立しなかった場合は全額返金保証といった割引サービスも充実しています。

アドバイザーの方がサポートしてくれるから、忙しい方にこそ、おすすめです。
理想の結婚相手が見つかる
婚活アプリ(マッチングアプリ)
マッチングアプリは、近年利用者が増えている、新たな出会いの場です。
身分証明書の提出、スタッフの監視体制もしっかりしており、出会い系サイトよりも安全に利用することができます。
アプリの中には、離婚経験者、再婚目的など、多種多様なマッチングアプリがあります。
婚活パーティー
婚活パーティは、結婚相手を探すパーティです。
パーティにもよりますが、参加人数は40人以上。
全員の異性と話す機会がもうけられ、最終的にカップリングできれば、連絡先を交換できるというシステムです。
パーティには、離婚経験者のみ、または男女どちらかが離婚経験者が参加する婚活パーティもあります。
同じく結婚を目的したお見合いと比べると、気軽に参加できます。

お金はかかりますが、効率的に探すなら婚活サービスがおすすめですよ。
バツイチでも幸せな再婚生活を送るための秘訣
再婚したい! と婚活を始めても離婚経験があると「また失敗しないだろうか」、「つらい思いは二度としたくない」と、どうしても二の足を踏んでしまうことがあります。
相手が見つかってからでは遅いので、まず、本当に再婚したいと思っているのかどうかを自分自身に聞いてみましょう。
ひとりだと寂しいから…という理由だけで再婚してしまうと、またイヤなゴタゴタを巻き起こしてしまうことになりかねません。
まずはしっかりと自分の気持ちを確かめるべきです。

結婚に再チャレンジする覚悟ができたときに注意したい点をまとめました。
元配偶者との関係性を隠さずに伝える
相手も再婚なら、気軽に元配偶者とのことは伝えられると思いますが、相手が初婚だときちんと伝わらないこともあるかもしれません。
しかし、一から話すのも面倒だからと隠してしまうのはよくありません。
もちろん、元配偶者のことは焦らず時間をかけて伝えることが大切です。
養育費や慰謝料は必ず伝える
人によっては養育費や慰謝料を払っている、もらっている人もいるでしょう。
お金の問題は離婚の原因にもなるもの。一緒になると決めたら、しっかりと伝えてください。
前回の失敗を活かす
失敗したことは忘れずに二度と失敗しないことも大切なこと。
学習能力は誰にでもあるものです。
たとえば、こういうことを言ったら前のパートナーとケンカになったということがあるなら、絶対に言わないようにしましょう。
同じ間違いをしないように心がけないと、また失敗の元になりかねません。ぜひ、肝に銘じてください。
元配偶者と比べない
人は何かと比べたがるものです。
つい、元配偶者と比べてしまうクセがある人は注意が必要です。
たとえば「あの人だったら、こんなレストランには連れてこないはず」
「あいつだったら、もっとおいしい料理を出してくれたのに…」と、元配偶者と比べてはいけません。
元配偶者とは別れたのですし、すでに過ぎ去った過去のことです。
今は前を向いている時ですから、後ろを振り返らないことも重要です。

過去の失敗を活かすことで、幸せな生活を送ることができますよ。
【まとめ】バツイチが再婚するときは前回の失敗を活かして誠実に
人生は一度しかありません。
また、結婚して幸せになりたい!と思ったら、ぜひ行動すべきです。
子供がいると足踏みしそうですが、それでも良いという人は必ずいます。
今は、バツイチといっても大きなハードルにはなりません。
ですから、ためらわないことです。そして、新しいパートナーが見つかったら、何でも隠さず話し合うようにしましょう。
特に問題が起きた場合はとことん話すことが大切です。
さらにバツイチは、こうも言えるのです。
一度、失敗したからこそ、学んだことも大きいのです。
ですから、同じ失敗はせずに次こそはぜひ、幸せな結婚生活を送ってください。